六甲颪

H2実写版。様々な批判、ご意見もあるだろうが、とりあえず気になるのは「寒そう」ってこと。俳優の皆さんはものすごくがんばってる。白い息がうつらないように、口に氷を頬張って口内の温度下げてるらしいし、もちろん半そでシャツ一枚でも寒そうな顔なんかしないのだ。それで稼いでいらっしゃるのだから当たり前だけど。
 それで稼いでいらっしゃるわけでもないのに、寒風のもと、がんばるエキストラの人たちはすごい!!先日、甲子園球場での撮影に、エキストラの人たちが1000人以上(約1400人)集まって10時から4時まで撮影に関わられたという話には、驚いた。寒いですよ、甲子園球場夏の甲子園大会って設定なんだから、半袖姿ですよ。いくら役者と撮影が見たいからって。やたら若い女の子の多いアルプスでした。
 夏と冬では、光線が全然違うんだよね。葉を落とした木々がうつってなくても、冬は冬にしか見えない。野球はやっぱり暑くなくちゃね。阪神2軍の皆さんは明日にも鳴尾浜に戻ってくるみたいなんだけど、寒いよ。もちろん、暖かいところでキャンプ張れるって、それも贅沢以外の何者でもないんだけど。
 もう、H2でもタッチでも、なに使ってもいいから、野球には人気あってほしい。だけど、ここらで清貧という二文字を野球界に注入したくもある。子どもが野球始める頃って、かなり純粋な感じなんだけどな。結局ものすごい額の金が動くスポーツだから。そういう意味で、木更津キャッツアイの、ただ好きで野球やってます、甲子園なんてとても行けませんでしたってところから始まってるのは、新鮮だった。才能ある弟の兄、って彼の設定も、濃すぎず。H2なんて、金と女の2大テーマのうち、金は「親も子も世間知らずでおばかです」って設定で回避してるし、女の方は「純愛」ってことで抵抗なくしてるんだよな。ただ、懐かしい。ひかりの実家の本屋さんとか、英雄の酒屋さんとか彼の部屋とか、よくがんばった。逆にありえなくなってきてるああいうお店とか部屋とか出すことで、やつらの関係がありえるかも、と思わせてる。
 エキストラの皆さんお疲れ様でした。